石巻工、センバツ出場決定 21世紀枠で初の甲子園 第84回選抜高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の出場校を決める選考委員会が27日開かれ、21世紀枠で石巻工(宮城)が選ばれた。春夏を通じて初の甲子園出場で、宮城からの21世紀枠選出は、2009年に4強入りした利府以来。 石巻工は(1)昨年3月の東日本大震災で校舎や施設が大きな被害を受けながら、復旧・復興に全力を挙げ、地域に希望を与えた(2)9月に台風の水害にも遭ったが、秋季県大会で準優勝し、10月の同東北大会に初出場した―ことなどが評価された。 東北からは石巻工のほか、秋季東北大会で優勝し、11月の明治神宮大会も制した光星学院(青森)、秋季東北大会準優勝の聖光学院(福島)と同3位の花巻東(岩手)が選ばれた。4校選出は04年と並んで過去最多となる。