JR東日本仙台支社は22日、宮城県美里町の小牛田運輸区で、東日本大震災で被災し6月までに全線で運転を再開する仙石線と東北線を走る「仙石東北ライン」の新型車両を報道各社に公開した。ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせ、ブレーキ時に蓄電した電力も利用するハイブリッド型で、毎日運行する列車への導入は東北初となる。 16両を導入し、1列車4両で運行する予定。ハイブリッド車両は、直流電化区間の仙石線と交流の東北線、仙石線松島海岸-高城町間と東北線塩釜-松島間に敷設された非電化の接続線の全てを走行できる。 窒素酸化物などの有害物質の排出量をディーゼル車より6割低減できる環境性能の高さが特徴。車内の全照明に発光ダイオード(LED)を支社管内で初めて採用し、消費電力も従来より4割節減する。車体は沿線の桜の名所をイメージしたピンク色と、仙石線で使っている青色を基調にした。 仙石東北ラインは仙石