【写真連載:女川ぐらし】アマチュア写真家の福地裕明通信員が、単身赴任先の宮城県女川町での暮らしを写真で綴る連載「女川ぐらし」。女川町のいまの日常風景を、生活者目線でお届けします。 【福地 裕明】2017年7月、社命転勤で女川町ぐらしとなった。齢50過ぎての初の単身赴任だ。 東日本大震災の津波によって大きな被害を受けた女川町。しかし、復興に向けた取り組みはどの自治体よりも早かった。 ちょうど赴任した頃、トレーラーハウス型宿泊施設「エルファロ」が女川駅前に移転。(2017.6.26撮影) 震災前はさほど訪れたことのないまちだったけど、なぜこの小さなまちが「復興のトップランナー」として全国的に注目されるようになったのか気になって仕方がなかった。ほかのまちと何が違ったのか、その理由を自分の目で確かめてみたくなり、女川への異動の希望を出すようになった。ようやくその願いが震災6年後に叶って現在に至って