2021年1月14日のブックマーク (3件)

  • ふるさと伝統の獅子舞、津波で離散した住民をつなげた 女川町で見たレジリエンス:朝日新聞GLOBE+

    阿部義子さん(左)と阿部静子さん。集団で2次避難した秋田県仙北市のホテルで、ふるさとの座布団獅子を制作した=阿部貞さん提供 ヤヨ おんめでたいや ヤヨ お獅子の舞でもあげましょうか 竹浦地区では正月になると、伝統の「春祈祷(きとう)」が行われ、祝い唄の「たんぶつ唄」とともに獅子舞が集落の家々を巡る。震災による被害でしばらくできなかったが、集落が移転して4年前に復活した。今年は新型コロナウイルスの影響で獅子舞が各戸を巡ることは見送られたが、集落の神社で奉納された。 震災前、60世帯以上あった竹浦地区の集落は津波によってほとんどが流された。太鼓の名手だった男性を含む15人が亡くなった。獅子頭をはじめ、獅子舞に使う道具もほとんど失われた。 復活にあたって獅子頭は新たに造り直された。だが、集落にはもう一つ、大切に保存されている獅子頭がある。震災直後に作られた「座布団獅子」。赤い座布団を折り曲げた顔

    ふるさと伝統の獅子舞、津波で離散した住民をつなげた 女川町で見たレジリエンス:朝日新聞GLOBE+
  • 「福男」中止の西宮神社に応援カード届く 宮城・「女川復幸男」実行委から

    西宮神社(兵庫県西宮市)の神事「福男選び」を運営する開門神事講社に、同神事を参考にした宮城県女川町のイベント「女川復幸男(ふっこうおとこ)」の実行委員会から地元小学生らによる応援メッセージが届いた。「コロナに負けず頑張って」など、心のこもった言葉がつづられている。 東日大震災で津波の大きな被害を受けた宮城県女川町では、西宮神社の「福男選び」を参考にした避難訓練「女川復幸男(ふっこうおとこ)」が2013年から実施されている。津波から避難する際の基である「すばやく高台へ逃げる」という教えを後世に伝える目的がある。 「福男選び」と「復幸男」は毎年、お互いの行事への協力に駆け付けており、16年からは、浜脇中学校(西宮市宮前町)の生徒らが東北の復興を願うメッセージカードを送る活動も続いている。 今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、いずれの行事も中止に。「復幸男」の実行委員会が地元の女川小学

    「福男」中止の西宮神社に応援カード届く 宮城・「女川復幸男」実行委から
  • 女川高等学園がぼうさい甲子園グランプリ 特別支援学校で初 | 毎日新聞

    2020年9月の総合防災訓練で、避難者役の教員らに検温を実施する宮城県立支援学校女川高等学園の生徒たち=同校提供 優れた防災教育の取り組みを表彰する2020年度の「ぼうさい甲子園」(1・17防災未来賞)=毎日新聞社など主催=のグランプリに、宮城県立支援学校女川高等学園(同県女川町)が選ばれた。今回は16回目の開催となるが、特別支援学校のグランプリ受賞は史上初。来春で創設丸5年となる全寮制の同校では、生徒たちによる寮の自主防災組織「自治会」が学内で行う総合防災訓練の企画・運営を手がける。新型コロナウイルスの感染拡大の中、主体的な取り組みが高く評価された。 給給水班や安全点検班など6班で構成される自治会は、非常の管理や寮内設備の安全点検など、日常的に防災の役割を担う。その一環として、毎年9月に津波による被害を想定し、避難者の応急救護や体育館での寝泊まりなど、20時間にわたる訓練を実施してい

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