●1948年5月15日〜 ミュージシャン 「斬新でクリエィティブでインスピレーションにあふれていて、深みがあって…と言った内容で3秒半の曲を作っていただきたい」〜これはマイクロソフト社がWindows95の機動音をイーノにオファーしたときに寄せた手紙の一節で、このような途方もない注文を事も無げに遂げてしまうのも実に”イーノ”らしい逸話と言えます。既成概念に捕らわれない音楽活動と並行して論文を書いたり世界各地で公演したりと、まさに”教授”という呼び名に相応しいブライアン・イーノ。70年代のロック・シーンを牽引した”デビッド・ボウイ”や”ロバート・フリップ”等との一連のコラボレーションや、数々のプロデュース・ワークの成功。或いは、80年代あたりから注目を集め始めた”アンンビエン・トミュージック”への積極的な取り組みなど、独自の音楽理論を”机上の空論”で終わらせない姿勢は、音楽を操るサイエン