国立新美術館でミュシャの「スラヴ叙事詩」を見た人も多いのではないだろうか。そのミュシャの作品展が伊藤忠青山アートスクエア(東京・港)で開かれている。ミュシャは商業ポスターのデザイナーとしてフランス・パリで名を馳せた。晩年には祖国チェコに戻り、民衆のために芸術を生かすことに決め、政府から依頼があった国章や切手、紙幣などのデザインを無償で引き受けた。同展覧会は入場無料。ミュシャの作品展としては珍しく撮影可能となっている。(オルタナS編集長=池田 真隆) 同展覧会の名称は、「FEEL THE Mucha HEART ~民衆のための芸術(デザイン)とチェコへの愛~」。会場となる、伊藤忠青山アートスクエアは伊藤忠商事が運営する社会貢献型ギャラリー。今回は「国内外の芸術や文化の振興」「地域貢献」を目的としている。 2017年は日本とチェコの国交が回復して60周年の節目の年だ。同社ではメセナ活動として
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