「この製品がダメだから、このメーカーはダメだ」という考えが危ない理由:牧ノブユキの「ワークアラウンド」(1/2 ページ) PCやスマートフォンの周辺機器のうち、登場したばかりで歴史がまだ浅い製品は、品質面での問題が話題となることは何かと多い。 例えばモバイルバッテリーは、記載されている容量と実容量が異なっていたり、(先日表示が義務化された)PSE認証の表示が怪しかったり、といった具合だ。この他、USB PD対応の充電アダプターも、実際の電流や電圧がパッケージの表記と異なっていたり、異常に発熱したりといった問題点が、ユーザーレビューなどで指摘されることが多い。 このように、ある周辺製品が問題を抱えている疑いが浮上すると、ユーザーからは「あのメーカーは信頼できる」「信頼できない」などと、製品の評価をメーカーそのものの評価へと繰り上げる傾向がよくみられる。 こうした考え方は、全面的に間違っている