道路建設計画作りの中心データを下方修正 国交省(1/2ページ)2008年11月23日3時3分印刷ソーシャルブックマーク 交通需要予測の変化 国土交通省が、道路整備計画作りのもととなる中心データを「下方修正」する。今後の交通量見通しでは、2020年ごろまで増え続けるとしていた従来予測を改め、おおむね横ばいから減少に向かうとする。道路がもたらす時間短縮などの経済効果見積もりも引き下げる。「道路整備に関する見通しは過大」との批判を踏まえた方針転換で、計画中の道路の選別と見直しにつながるのは必至だ。 交通量の見通しを示すのは「交通需要予測」で、全国の車の台数と走行距離を掛け合わせた数値(単位は台キロ)で示す。02年の前回予測では、今後も増え続け、2020年から2030年にかけてピークを迎えるとしていた。今回の予測では、07年度に初めて減少に転じた自動車の保有台数を厳しく見通し、高齢者の免許返納率の