外部性(がいぶせい、英: externality)は、ある経済主体の意思決定(行為・経済活動)が他の経済主体の意思決定に影響を及ぼすことをいう。一般に経済学では、ある経済主体の意思決定は他の経済主体の意思決定に影響を及ぼさないと仮定するが、現実には他の経済主体の影響を無視できない場合がある。そこで、そのような場合に対処するために考案された概念が外部性である。 概要[編集] 生産活動においては、その規模が拡大するにつれてその費用が低下するという費用逓減(収穫逓増)の傾向が見られるが、その要因を、アルフレッド・マーシャルは、個々の企業の自助努力によるものと、産業全体の規模の拡大がその産業全体の環境を改善することによるものとに分けて考え、前者を内部経済、後者を外部経済と名づけた。 外部性は金銭的外部性(市場を通じて影響を与える場合)と技術的外部性(市場を通さずに影響を与える場合)に分類され、さら
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