2月公開時に観よう観ようと思っていながら見逃してしまった『劇場版テレクラキャノンボール2013』、ポレポレ東中野で「凱旋上映」していたので、観てきた。驚いた。そして面白かった。 なにが驚いたかって、まず出てくる女優――ナンパして出演交渉した素人AV女優のほとんどがリアルなぽっちゃりぶちゃいくってところだよ。ここ数年、エスワンやプレステージに甘やかされていたおれたちだが、VHS時代は、たしかにこういう女性が企画ものに出てたわけだ。 更に驚いたのは、この作品には30代〜40代のおっさんにとっての「青春」が描かれているんだよね。それも後ろ向きや回想でない、現役の「青春」だ。 最近の若者はAVなんて観ず、スマホの画面でオナニーするらしいので、一応書いておくのだが、AVは大きく分けて「単体もの」と「企画もの」の二種類があるわけだ。「単体もの」というのはトップクラスのAV女優がスターとして出演するAV