オーストラリア軍の哨戒機が中国軍の艦艇からレーザー光線をあてられたとして、モリソン首相が抗議する考えを示したことについて、中国外務省は「うその情報を広めるのをやめるよう求める」と強く反発しました。 オーストラリア国防省は、軍の哨戒機が今月17日に中国軍の艦艇からレーザー光線をあてられたと発表し、モリソン首相は20日、中国側に抗議する考えを示しました。 中国外務省の汪文斌報道官は21日の記者会見で、オーストラリア側の発表内容は事実ではないとしたうえで「中国の艦船は公海上の海域を正常に航行しており、国際法などに合致し、完全に正当で合法だ」と強調しました。 そのうえで「オーストラリアには、中国の艦船が国際法に基づいて享受している合法的な権利を尊重し、中国に関わるうその情報を悪意をもって広めるのをやめるよう求める」と述べ、強く反発しました。 両国の関係はおととし、新型コロナウイルスの発生源を解明す