新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けについて、議論が続いている。 現在、新型コロナは厳しい感染対策が行われる「2類相当」に位置付けられている。 しかし、季節性インフルエンザと同じ「5類相当」に移行すべきだという意見がある。 発熱外来と往診診療を積極的に行っている葛西医院の小林正宜院長は、「段階的に“手厚い”5類への移行が現実的」とみている。 「手厚い5類」とはどういったものだろうか。2類相当と5類相当の違いと共に、詳しく話を聞いた。 【1】感染者数 2類相当:全数把握 5類相当:全数把握せず 小林医師の見解: 現状では「全数把握する」という作業が負担になっている。しかし重症化した患者がどこに、どれだけいるかの情報共有は必要なので、重症者・重症化リスクの高い陽性者数は把握すべき 【2】対応する医療機関 2類相当:一部 5類相当:全て 小林医師の見解: 2類相当から5類相当に変わったからと