自民党の杉田水脈衆院議員が、アイヌ民族や在日コリアンに対する差別発言を止めようとしない。 そればかりか9月以降、過去のブログなどへの投稿が札幌、大阪の両法務局に人権侵犯と認定されてから、誹謗(ひぼう)中傷と自己正当化はむしろエスカレートしている。 特定の民族を敵視し憎悪をあおる「ヘイトスピーチ」を拡散しているのが、政権与党の現職国会議員であることは、深刻である。自民党の責任はもとより、国会の対応も問われる。 杉田氏は性的少数者や性暴力被害者などに対しても、これまで差別発言を繰り返してきた。このところのX(旧ツイッター)やユーチューブでの発信は、たがが外れた感がある。 「差別がなくなっては困る人たちと戦ってきた。私は差別をしていない」と過去の発言を正当化し、法務省の人権侵犯の認定を「制度としておかしい」と批判した。在日コリアンへの悪質なデマである「在日特権」について「実際には存在します」と主