概要 ASP(Application Service Provider)とは、ソフトウェアをインターネットなどを通じて利用者に提供するサービス事業者のこと。そのようなサービスを「ASPサービス」あるいは「SaaS」(Software as a Service:サービスとしてのソフトウェア)という。事業者ではなくサービスを指して「ASP」と呼ぶこともある。 ASPは利用者に提供するソフトウェアを、インターネットなどのネットワークに接続されたサーバコンピュータに展開する。利用者はWebブラウザや専用のクライアントソフトなどを通じてサーバに接続し、これを利用する。 誰でも自由にすぐ使えるサービスもあるが、多くは会員制となっており、登録や契約が必要となる。有料のものと無料のもの、一部が有料のものに分かれ、無料のものは広告が表示され広告料などで運営されることが多い。 有料の場合、期間ごとに一定の料金
ASPとは何の頭文字なのか。それを世間が認知する間もなく、数年前このサービスは消え失せるかと思われた。 ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)とは、月次あるいは年次契約でビジネスソフトウェアの開発、運用、保守サービスを提供する企業のことで、登場した当時はIT革命の波に乗り遅れないための理想的なソリューションだともてはやされた。ハイテク関連株のバブルもあって初期のASPは大きな成功を収めたが、バブルが崩壊すると、その多くが無数の新興企業とともに市場から姿を消した。 しかし、すべてのASPが消えたわけではない。初期の苦い失敗、技術の限界、無謀ともいえる試みを乗り越えて、ついにASP市場が確立される時がきたと、企業や業界アナリストらは考えている。 Yankee GroupのアナリストであるSheryl Kingstoneは、5年前のASPは技術的に未熟だったとふりかえる。「カスタマイズ
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