——日本の再販制度(※)についてはどう思われますか? ※メーカーが小売店に対して、商品を定価で販売させること。日本では書籍や音楽ソフトなど一部が、独占禁止法上の例外として認められている。 音楽の場合は、書籍などと比べて再販制度はもうほとんど意味がなくなっている。だいたいが「時限再販」で、3ヵ月くらいで切れる。そうしたら小売店が自由にCDの価格をつけられるんです。ただ問題は、小売店の方が困るということです。だって時限再販が切れたからと言って安売りするのか、といえば店のほうもなかなか困るでしょう。 また再販制度がレコード会社を圧迫しているという部分もあるんです。返品された場合はレコード会社が返金しないといけない。しかも市中在庫が全部レコード会社の資産になってしまうから、そこに税金とかもかかってしまう。だから再販をやめたらラクになる、って考えているレコード会社もなかにはある。新聞・出版業界に比べ
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