大相撲の横綱白鵬(29=宮城野)が審判批判を繰り広げ、大きな波紋を呼んでいる。不当な差別を受けたかのような発言もあり、先の初場所で達成した史上最多V33の大偉業に水を差す事態となった。最強横綱はいったい、なぜ“禁断の領域”に踏み込んだのか。外国人横綱の大先輩で、現在はプロレスラーとして活躍する曙(45=全日本プロレス)が27日、本紙の直撃に激白。自らの経験を踏まえ、白鵬の“真意”と今後を重大指摘した。 ――白鵬が審判批判を展開したことで波紋が広がっている 曙:たまたまあの日(23日)は(両国国技館の)2階席から見ていたんです。ボクの席から見る限りは(どちらが勝ったか)分からなかった。周りのお客さんは、2回(取組を)見られたので喜んでいましたけど。 ――白鵬の主張についてはどう思うか 曙:一瞬で判定するのは難しいんですよ。座っている(5人の)審判はビデオを見てないし。それに(土俵の)下から見