タイの首都バンコクで、農薬使用支持を訴えるために工業省に到着した農協組合員ら(2019年10月22日撮影)。(c)Lillian SUWANRUMPHA / AFP 【10月23日 AFP】タイ当局は22日、農家らの反対にもかかわらず、除草剤グリホサートを含む3種類の農薬の使用を禁止することを決めた。 米と砂糖の主要輸出国であるタイは「世界の台所」になることを目指しており、人口の40%は農業従事者だ。 一方で同国は、さまざま疾患との関連から世界各国で禁止されたり、段階的に減らされたりしている農薬の世界有数の消費国でもある。 タイ当局によると国家有害物質委員会は、除草剤のグリホサートとパラコート、さらに殺虫剤のクロルピリホスの禁止案を採択した。 同委員長を務める工業省のパヌワット・トリヤーングーンスリー(Panuwat Triangjulsri)氏は記者らに対し、これらの農薬は12月1日から