若き日の黒柳徹子さんが、過労でぶっ倒れて入院をした時、ああ、もう病気にはなりたくないなあと思った。そこで、医者に「死ぬまで病気をしたくないんですけど、どうやるんですか」と尋ねた。医者は「ひとつだけあるけど、できないね」と言った。徹子さんは「わたし、やります」と食い下がった。医者は「できないと思うけど、やるかい」と言ったあとに、次のようなことを話した。 進んでやる仕事だけ、やっていきなさい 医者から「自分で進んでやる仕事をすれば、寝る前に残っているのは肉体の疲れだけだ」ということを教わった徹子さんは、それ以来、自分がやりたいと思うことだけをやってきた。嫌だなあと思っていると、それが積み重なって、ヤダなヤダなが残ってしまう。当時は『ストレス』という言葉はなかった時代だ。だからなのか、徹子さんは「わたしはなにをしていても、面白くないときがないの」と話している。 「やりたい」が「やらなきゃ」になっ
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