[東京 29日 ロイター] - 予定通りに来年10月から10%に引き上げるのか、それとも1年ないし1年半延期するのか──。消費再増税をめぐるシナリオは、判断自体の先送りを含め3つある。予定通りの実施で景気落ち込みに対応するか、景気判断の優先で延期するか、結論は「財政再建」と「景気優先」のどちらを安倍晋三首相が選択するかにかかる。延期シナリオには少子化対策の財源を失うという壁がある一方、実施で景気が落ち込めば、これまでのアベノミクスの成果を失うリスクも残り、安倍首相にとってはかなりの「難問」になりそうだ。
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