日本格付研究所(JCR)が格下げ方向で見直し始めた三井E&Sホールディングス債の価格が軒並み急落(利回りは上昇)した。 日本証券業協会の売買参考統計値によると、JCRが5日見直し対象とした8銘柄はこの日すべて値下がりした。第14回債(2019年12月償還)は前日比68銭安の99円33銭、複利利回りは1.050%から7.905%に上昇、第21回債(2022年12月償還)は5円42銭安の91円83円銭、利回りは1.525%が3.411%になった。ブルームバーグの公社債基準価格でも14回は99円6銭、21回は92円41銭に5日急落した。 今期(2020年3月期)予想を一転して営業赤字に下方修正した三井E&SについてJCRは、財務基盤が著しく毀損(きそん)するとして、財務回復への施策や業績の方向性などを精査して格付に反映させる。現在の格付けは投資適格級で最も低い「BBB-」で、格下げになると投機的
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます (2019年11月6日午前11時更新) トレンドマイクロは11月6日、元従業員の不正行為によって個人ユーザーの情報が外部に流出したと発表した。持ち出された情報は第三者に提供され、第三者が行った犯罪に悪用されたとしている。 同社によると、持ち出された情報は、海外で提供している個人向けセキュリティ製品のユーザーのうち英語を話すユーザーのサポートに関するものになる。内容は氏名やメールアドレス、同社で対応したサポートのチケット番号などという。元従業員は、同社内の顧客サポートのデータベースに不正アクセスして情報を入手し第三者に提供、第三者は入手した情報を悪用してサポート詐欺犯罪を行っていたことが確認された。 情報の流出は、8月上旬にサポート詐欺犯
9月の経済指標が出て、7-9月期の成長率が展望できるようになったが、増税前の駆け込みを除けば、外需が弱いこともあって、基調はマイナス成長の様相を呈している。そこへ消費増税で内需圧殺に動き、天災も重なっており、10-12月期は、反動減だけでなく、深刻な事態になりそうだ。民需が崩れる中、外需は低迷、景気後退は雇用にまで及び、三度、やらずもがなの消費増税の災厄に見舞われる。そして、今回も経済対策がバラまかれ、「成長力」の強化が試みられることになる。 ……… 9月鉱工業出荷の資本財(除く輸送機械)は、前月比+8.9の異様な増加を見せた。7,8月平均は前期を下回る水準にあったのに、9月が加わったことで、7-9月期の前期比は+3.0に伸びた。これは設備投資を示すものなので、おそらく、GDPの設備投資は4-6月期を超える好調ぶりを示すことになろう。もちろん、9月の異様な伸びは、前回の増税時にも見られた駆
ひいらぎ・こうじ/1975年生まれ。1998年一橋大学経済学部卒業。同年、三和銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。支店勤務を経て、三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に出向。調査部でマクロ経済調査(国内経済)を担当。銀行に復職し大企業審査、企業再生などの業務担当を経て、2006年にQUICK企業研究所(現企業価値研究所)入社。銀行を中心とした金融セクターの調査に加え、製造業(機械)の調査、投資戦略、マクロ経済調査、などを担当 DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 日本より景気悪化の 懸念が強いドイツ経済 10月の消費税増税や度重なる自然災害の被害で、すでに悪化気味だった日本経済は一段の悪化が懸念される。しかし経済の悪化では、日本より一歩先を行く心配な国
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます NECと東北大学は、メリーランド大学と共同で、機械学習を用いた材料開発技術において、材料の特性向上に関わる無数の要因から主要因を効率良く抽出する手法を開発した。さらに、この手法を用いてスピン熱電材料の熱電性能向上の実証に成功した。スピン熱電材料とは、スピン(小さな磁石)を活用し、熱エネルギーから電気エネルギーを生み出す材料のこと。 これまで、3者はロボティクス技術による自動実験の仕組みと、解釈可能な機械学習(Explainable AI)を組み合わせた「開発者が解釈可能なマテリアルズ・インフォマティクス」を開発してきた。しかし、自動実験で得られたデータが本来持つ不完全性を機械学習側で考慮する仕組みがなかったため、材料開発の効率を上げられ
採用担当者向け新卒採用サイト満足度ランキング リクナビやマイナビを抑えて1位になったサイトは?:oricon ME調べ サービスの顧客満足度などを調査するオリコンの子会社oricon ME(東京都港区)は11月1日、採用担当者向けに実施した新卒採用サイトの最新の満足度調査の結果を発表した。調査では、リクナビやマイナビを抑え、文化放送キャリアパートナーズ(東京都港区)が運営する「ブンナビ!」が1位だった。18年に行った前回調査では3位だったところ、2つランクを上げた。利用者の個人情報管理などで問題が発覚したリクナビは、1つランクを落とし、今年は3位だった。 調査では、「営業担当者の相談のしやすさ」「掲載ページの仕上がり」「管理画面の使いやすさ」など9項目から採用サイトをランク付けした。ブンナビ!は全項目で1位を獲得した。採用担当者からのコメントでは、「営業担当者の対応がとても良く、迅速に対応
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