ロンドン(CNN Business) 英国経済は今、より多くの投資を必要としているものの、ビジネス界はすぐに投資が増える可能性は低いと見ている。 英国産業連盟(CBI)は最新の予測の中で、設備投資の「一時的な回復」は、2023年に法人税の引き上げにより終了するとの見通しを示した。 英国は過去数十年にわたり、設備投資額で他の先進国に後れを取っている。高賃金・高生産力経済の構築に強い意欲を見せるボリス・ジョンソン首相にとって、CBIの予測は大きな打撃となりそうだ。 事業投資は一時的に増加し、22年末までにパンデミック前の水準を上回るが、その後は企業が法人税の引き上げや、一部の工場・機械設備投資に対する減税措置の終了の打撃を受けるため、事業投資は減少するとCBIは見ている。 英国の法人税率は23年4月に19%から25%に引き上げられる。また21年に導入された工場・機械設備投資に対する減税措置も2