サイバー攻撃によってシステム障害や情報漏えいが起きている出版大手「KADOKAWA」は、漏えいした情報に関してネットやSNSでの悪質な拡散行為などが473件確認されたとして、こうした投稿の削除要請を進めていることを明らかにしました。 出版大手のKADOKAWAは、6月にグループ会社のデータセンターのサーバーが身代金要求型のコンピューターウイルス=ランサムウエアによるサイバー攻撃を受けるなどしてシステム障害が発生し、「ニコニコ動画」や書籍の出版といったグループ全体の事業に影響が出ています。 サイバー攻撃を行ったとするハッカー集団は、ネット上の闇サイトで盗み取ったデータを公開していて、これまでに、 ▽従業員の個人情報や ▽システムなどを提供する「角川ドワンゴ学園」の在校生・卒業生・保護者 それに、 ▽サービスを利用している一部のクリエイターの情報 などの漏えいが確認されています。 KADOKA