【モスクワ=副島英樹】中央アジアのキルギスに「プーチン峰」が誕生しそうだ。イタル・タス通信などによると、アタムバエフ新首相がロシアのプーチン首相にちなみ、北部チュイ州の天山山脈にある4500メートル級の無名峰を「ウラジーミル・プーチン峰」と命名する法案に署名、議会に提出した。 昨年4月の政変を経て新体制に移ったキルギスでは、昨年12月に就任したアタムバエフ首相が最初の外遊でロシアを訪問。会談したプーチン首相から閣僚全員を一人ずつ紹介されるなど手厚く迎えられ、「ロシアとキルギスは切り離せない関係にある」と戦略的パートナー関係を強調した。法案への署名は、12月末の訪ロ直前の同24日に済ませていた。親ロの姿勢を打ち出す狙いがあると見られる。 キルギスには中央パミールに「レーニン峰」(7134メートル)があるほか、2002年には天山山脈の5千メートル級の未踏峰がロシア初代大統領にちなんで「エリ