2011/07/19 フォティーンフォティ技術研究所(FFR)は7月19日、マルウェア自動解析ツール「FFR yarai analyzer」を発表した。マルウェア解析の専門家がいない一般の企業でも、製品出荷前のマルウェアチェックや標的型攻撃の検査などを行えるようになる。 同社は以前より、パターンファイルではなく振る舞い検査に基づいてマルウェアを検出する「FFR yarai」を提供してきた。FFR yarai analyzerはそのエンジンを活用した解析ツールだ。仮想マシン上で実行ファイルやデータファイルの機能を自動解析し、マルウェアが含まれるかどうかを検出する。もし含まれる場合は、どのようなファイルに影響を与え、どのような疑わしい挙動が出るかなどもレポートする。 近年、マルウェアの種類が激増するとともに、特定の組織や企業をターゲットとした標的型攻撃も増えている。こうした環境では、パターンフ