大手電機メーカー「東芝」は、スマートフォン用などで需要が高い「フラッシュメモリー」と呼ばれる記憶用半導体の事業で、容量を格段に増やした最先端の製品の量産に向けて、アメリカのメーカーと共に、三重県四日市市の生産拠点に総額5000億円を超える大規模な設備投資に踏み切る方針を固めました。 記憶用半導体の「フラッシュメモリー」はスマートフォンなどに広く使われて需要が高く、世界シェア2位の東芝では収益の主要な柱になっています。 関係者によりますと、東芝は「フラッシュメモリー」の事業で、膨大な情報量を扱うビックデータ関連の分野などで今後一段と需要が高まるとして、最先端の製品の量産に向け、大規模な設備投資に踏み切る方針を固めました。 設備投資は、三重県四日市市で現在、アメリカのメーカーと共同で生産している拠点を対象に順次行われ、投資額はこのアメリカ企業と合わせて総額5000億円を超える大規模なものになる