カンターとトゥーイー(右)の両記者はワインスタインの調査報道で、ニューヨーク・タイムズとしてピュリツァー賞公益部門を受賞(写真:Martin Schoeller) 2017年10月5日、ニューヨーク・タイムズのスクープ記事が全米を揺るがした。アカデミー賞受賞作を数多く生み出してきた大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの約30年にわたる女優や女性従業員へのセクハラや性的暴行の数々が白日の下にさらされたのだ。この報道をきっかけに、全世界に#MeTooムーブメントが波及したのは記憶に新しい。あれから3年、世界は変わったのか。ワインスタイン取材をリードした調査報道記者のひとり、ミーガン・トゥーイーに聞いた。(インタビュー・文:冨永真奈美/構成:Yahoo!ニュース 特集編集部) 今年3月、ワインスタインに、女性2人への性的暴行などの罪で禁錮23年の実刑が言い渡された。彼は現在収監中で