米国のオバマ大統領は26日、朝日新聞の単独書面インタビューに応じた。1945年の原爆投下から、現職米大統領として初めて広島を27日に訪問することに関し、「私が広島を訪れるのは、第2次世界大戦で亡くなった何千万人の人々を記憶し、敬意を表するためだ。広島が私たちに思い起こさせるのは、戦争がとりわけ罪なき人々に、おびただしい苦痛と犠牲をもたらすということだ」と語り、被爆地から戦争の悲惨さを訴える意義を強調した。また、「プラハで示した核兵器のない世界に向けたビジョンを振り返ることになる」と述べ、広島で「核なき世界」への取り組みを改めて訴えることを明らかにした。 オバマ氏は、「広島と長崎に核兵器を使用した決定について再考するつもりはない」とする一方で、安倍晋三首相と共に平和記念公園を訪れることについては「世界に和解の可能性を示したい。かつての敵国でさえ、最も強固な同盟国になった」と述べ、自らの訪問に