(2)のつづき。4月10日、「自由報道協会」が主催した「精神医療被害の実態報告とその改善を求める記者会見」に「サイエントロジー教会」の関連団体が出席して会見しました。会見関係者に「教示」していた医療ジャーナリスト・伊藤隼也氏、事前のチェック機能を発揮できなかった自由報道協会。ジャーナリズムというのは、カルトに対してこんなにも無為無策なのでしょうか。そこには、「報道」と称するネット上の“ダダ漏れ”文化の問題もありそうです。 ■記者クラブ以下の体たらく “医療ジャーナリスト”が「教示」し、主催者である自由報道協会がチェックできないまま開催された「カルト記者会会見」。ジャーナリズムというのは、カルトに利用される危険性に対して、なすすべがないものなのでしょうか。 「問題は、自由報道協会がサイエントロジーの会見を開いたことよりむしろ、会見に集まってくる“ジャーナリスト”のスキルが低いことです。たとえ