電光石火だった。20日ソフトバンクの孫正義社長が、東京都の猪瀬直樹副知事と会談し、携帯電話の通信を地下鉄の走行中も可能にすることで合意したのだ。 孫社長が15日にツイッターで提案。猪瀬氏がこれに応える形で、会談が実現した。 ツイッターがキッカケとは驚くが、もっとビックリなのは孫社長が「設置費用をソフトバンクが負担してもいい」と宣言したことだ。ざっと200億円である。 「地下鉄線路内のアンテナ設置となると、NTTドコモやKDDIなどと共同で行うのが普通です。それを見越した発言でしょうが、何がなんでも地下鉄内に電波を届ける必要があったのでしょう。iPadやスマートフォンの普及を妨げているのは、間違いなく地下鉄の電波障害ですからね」(経済ジャーナリスト) でも、なんで猪瀬副知事だったのか。 「孫社長と原口一博前総務相が、全世帯に光ファイバーを普及させるとしていた『光の道』構想が、昨年の