パナソニック製「P-02A」は、スライド機構を採用したSTYLEシリーズのFOMA端末だ。最大の特徴は、くるくる回して操作する“スピードセレクター”を搭載することだ。 2008年春に携帯電話事業から撤退した、三菱電機のFOMA端末で採用されていた“スピードセレクター”を受け継ぎながら、パナソニックとしての進化がはかられている「P-02A」は、どのような経緯で開発されたのか、プロジェクトマネージャーの山口徹也氏、商品企画の菅田誠氏、ソフトウェア担当でNTTデータMSEの湯川順子氏、機構設計担当の大平明典氏、コンテンツ担当の關智子氏に聞いた。 ■ スピードセレクター搭載の経緯 左から山口氏、菅田氏、大平氏 ――パナソニックのスライド端末としては、過去にP905iTVなどがありましたが、今回のP-02Aは、どういったコンセプトのもと開発されたのでしょう? 菅田氏 NTTドコモの冬春モデルでは、「