104事業を見直し、3年間で総額548億円をカットする、大阪市の改革プロジェクトチームの「施策・事業の見直し」試案について、橋下市長は5日、報道陣の取材に、「収入に合わせ、ぜいたくを改める」と理解を求めた。 ――かなり市民に負担を求める内容だ。 「全国の自治体で税収が伸び悩んでいるのに、税金を使う方はバブルの絶頂期から変わっていない。特に大阪市のサービスは手厚く、税収が減ったのに、住民サービスに手をつけられていない。家計では、収入が伸び悩んでいる時は支出を絞り、ぜいたくを改める」 「市政改革室に大号令をかけ、同じような他都市と同レベルに落とした。標準レベルに落とさせてくださいと、市民に訴えていく」 ――今年度の削減効果額は38億円。一方で収支不足は535億円。収入の範囲内で予算を組むのは難しいのでは。 「府知事として改革をした時もそうだったが、改革元年に全部のお金は集められない。改革案を固