31日の東京外国為替市場、日銀が発表した金融政策の運用の柔軟化は市場では大きな修正ではなかったと受け止められ、円相場は値下がりしました。 午後5時時点の円相場は、30日と比べて79銭円安ドル高の、1ドル=150円28銭から30銭でした。 ユーロに対しては、30日と比べて1円78銭円安ユーロ高の、1ユーロ=159円60銭から64銭でした。 ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0620から22ドルでした。 市場関係者は「日銀が金融政策決定会合で、長期金利の上限を『1%』に厳格に抑えるとしてきた、これまでの運用を改めて、上限を『1%をめど』に見直したが、市場では大きな金融政策の修正ではなかったと受け止められた。また、会合後の会見で日銀の植田総裁が粘り強い金融緩和を継続する方針を述べたことも、円売りにつながった」と話しています。
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