先日、『機動戦士Vガンダム』のBD-Boxが発売になりました。ヴィクトリーが好きな私としては、世間がこの作品を改めて見直すことを本当に嬉しく思っています。 そして、もう一つありがたいことに私はこのBoxのブックレットに解説を書くという機会をいただきました。 中学生の時、毎週欠かさず見ていた作品に、まさか自分が……。この機会を与えてくれた藤津さんにこの場を借りて心からの感謝を表します。 で、今回書かせていただいたキャラクター解説。 このウッソの項目には、富野監督のウッソ評を勘案して書いてみました。すなわち。 「大人にとって都合のいい子供として育てられたウッソは、戦いの中でその大人の思惑とは違った道を歩み出す」ということです。 改めてストーリーを通してみると、ウッソは極めて優秀なパイロットであり、周囲の大人からの覚えもよく、「いい子」に見えます。 しかし、監督は「いい子」を否定する。 「カサレ