オリーブオイルの価格が4倍に ここ2年、干ばつと熱波に見舞われたスペインやイタリア、ギリシャなどの地中海沿いの国々では、オリーブの収穫高が激減している。そのため、この地域の食生活に不可欠なオリーブオイルの供給が不足し、価格も世界中で高騰している。 英紙「フィナンシャル・タイムズ」によると、オリーブオイルの世界の年間需要は通常約320万トンだ。しかし、不作に見舞われた過去2シーズンの年間生産量は、240万トンに過ぎなかった。 なかでも、オリーブオイルの生産高が世界一のスペインでは、その価格は過去4年間で4倍以上になっている。水不足と厳しい暑さによる不作が続き、ここ1年だけでも価格は70%近くも跳ね上がった。
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