弱小レコード屋の生き残り方ー昨年の夏、山下達郎さんが1991年に発表したアルバムのリマスター盤をアナログで発売しました。その際に、原宿に位置するインディペンデントレコードショップ「BIG LOVE RECORDS」の仲真史さんのツイートは、レコード屋の薄利が明らかになる内容で、SNS上ではレコード好きを中心に賛否両論が巻き起こりました。 このツイートの内容を理解するためには、レコードがどのように流通しているのかを知る必要があります。今回は山下達郎さんを例に出して説明しますね。 山下さんは所謂「どメジャーアーティスト」です。当然ながら、山下さんほどになると、インディーズバンドのようにレコード屋に自ら足を運び「店頭に新譜レコードを置いてくれませんか?」と直談判することはなく、基本的には流通会社が、各レコード屋に卸します。ここで問題になってくるのは、流通会社が大口の取引しかしないこと。うちみたい