今、人文学という学問領域に革命的な変化が起きつつある。デジタルで作品を記録・発信する技法や、位置や空間などさまざまな情報を視覚的に表示する地理情報システムなどが発達してきたためだ。そのトレンドは、出版や図書館にも押し寄せている。そして実はデジタルヒューマニティーズと呼ばれるこの分野で世界をリードしているのが、立命館大学の文学部だという。事実、大英博物館など世界中の博物館や美術館が立命館流のデジタルアーカイブ技法を高く評価しているし、立命館で学んだ学芸員が世界中で活躍しているのである。 大英博物館が評価したARCモデル 世界で最も有名な博物館の一つであるイギリスの大英博物館は、誰もが無料で入ることができる。ただしそれは展示スペースに限られてのこと。奥にある収蔵庫となると、実績のある研究者などしか入ることは許されない。学生は大抵の場合、門前払いされるという。 ところが立命館大学文学部の赤間亮教
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