今回の文章は、この2年ほど色々書いてきた「SNS時代の表現」というテーマの、現状におけるまとめみたいな話になります。最初に要旨を書くと、たった一文でまとめられます。それはこういうことです。 SNSにおける情報伝達の超高速化によって引き起こされる「表現のコモディティ化」に、我々はどうやって抗うのか。この場合のコモディティ化とは、「ある表現が瞬く間に代替可能品で溢れかえるようになること」を指します。つまりSNS時代、特に今後5Gが整備され、情報伝達がさらに加速化し、空間の距離や言語の壁もさらに低くなることが予見される2020年代においては、あらゆる領域における表現は、超高速のコモディティ化を念頭に置かざるを得なくなるということなんです。これが今回のまとめ。 SNS系の記事をまとめたマガジンも作ったので、よかったらそちらも。 さて、ここからは個別論になります。長くなりそうですが、よかったら正月休
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