このアニメは、高校生になっても中学2年生レベルの空想に取りつかれた少女と、それを脱却したと思い込んでいる少年と、その他の美少女との愛と青春のハーレムバイオレンスコメディである。 バイオレンスというのは、特に人が死んだりするとか犯罪が描かれているというわけではない。むしろ、事件事故の起こらない普通の滋賀県の高校1年生の1学期が描かれている。ただし、ヒロインの小鳥遊六花は電波女と青春男のエリオのように、独自の空想世界で世界を見ている邪王真眼の持ち主(と、本人は思いこんでいるが、単なる小柄な少女)である。 そんないたいけな内田真礼演じる美少女に対して、Episode II 旋律の…聖調理人(プリーステス)においてもEpisode I 邂逅の…邪王真眼から引き続いて富樫勇太(福山潤=ルルーシュ=邪気眼)は頭をぐりぐりしたり、暴言を吐いたり、意図的に無視したり、酷いのである。相手が小柄な少女だからと