千葉県佐倉市は28日、市の健康診査対象者の個人情報やがん検診の結果など、約1万9700人分のデータが入ったUSBメモリーが外部から郵送されてきた、と発表した。市は「深く反省し、個人情報の厳重な管理に取り組む」としている。 市によると、USBメモリーは匿名で蕨和雄市長宛ての封筒に入れられ、21日に市役所に届いた。平成19年度の健診対象者1万9492人分の氏名や住所、電話番号などのほか、20年7月に実施したがん検診結果など249人分の記録があった。 同封の文書には、健診事業を受託した事業者から流出したデータであるとの内容が書かれていた。インターネット上に出回るなどの被害は報告されていない。市は警察に相談し、流出経路を調べる。