1日午前11時45分ごろ、千葉市若葉区源町の千葉市動物公園西口入場門前にある駐車場の植え込みに、ワシントン条約で国際取引が禁止されている希少種のホウシャガメ(別名マダガスカルホシガメ)1匹が段ボール箱に入っているのを来園者が見つけ、同園に通報した。千葉東署によると、甲羅の長さが約36センチ、幅約27センチ、体重約7キロ。 同園によると、見つかったホウシャガメはマダガスカル島でのみ生息し、黄色の放射線状の模様があるのが特徴。同条約で取引が禁止されているがマニアの間では人気で、1匹数百万円で取引されるという。昨年8月にも同園北口ゲートで2匹のホウシャガメが段ボール箱に入った状態で捨てられ、1年たった今も同園で飼育されている。同署は動物愛護法違反(遺棄)事件として捜査している。【荻野公一】