社会 AP記者67年ぶり名誉回復 協定破りの終戦報道は正当2012年5月5日 Tweet 第2次大戦のドイツの降伏を伝える当時の新聞のコピーを持つ故エドワード・ケネディ氏の娘ジュリアさん=2日、米オレゴン州ベンド(AP=共同) 【ニューヨーク共同】ドイツの第2次大戦降伏の際にAP通信記者が連合国軍と報道各社の協定を破って1日早く報道し、軍の非難を受けAPが記者を処分、解雇したことを、APのカーリー社長兼最高経営責任者は4日までに記者の行為は正当で処分は誤りと認め、67年ぶりに記者の名誉を回復した。 記者は故エドワード・ケネディ氏。他社の記者16人と1945年5月7日、フランス・ランスでの降伏文書調印取材を連合国軍に認められた。翌日午後まで報じない条件だったが、同日中にドイツ地方都市のラジオでドイツ当局が降伏を公表。ケネディ記者は、協定は無意味になったと判断し報道に踏み切った。 (共同通