宮崎公立大(宮崎市)の中別府温和(はるかず)学長(62)は10日、学内で教職員によるセクハラ行為が相次いだ責任を取り、辞任した。 「安全で健全な修学環境を確保できなかった」と説明している。 中別府学長は2007年4月に就任。今月6日に係長級の男性職員(40歳代)が女子学生らへのセクハラ行為で懲戒解雇されるなど、10年2月以降、セクハラ絡みの懲戒処分事案が3件起きていた。 大学設置者の宮崎市は10日、地方独立行政法人法に基づく是正措置を命じ、再発防止策の報告を求めた。同大は「学生が落ち着いて学べる環境を作りたい」としている。