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抵抗と形式に関するorticaのブックマーク (1)

  • 『思想の不良たち 1950年代 もう一つの精神史』 上野俊哉著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    「不良」とはまた聞き捨てならないセリフだ。いったい誰のことか。「生活者の哲学を練りあげた」鶴見俊輔、屈折したマルクス主義者にして前衛芸術運動の立役者のひとり花田清輝、はみ出し者に熱い視線を注いだ異端の作家きだみのる、そして、『砂の女』や『他人の顔』で名高い安部公房といった面々である。 では、なぜ彼らが「不良」なのか。著者いわく、彼らは「一つの立場に拘泥し、これに生命を賭ける、ということのばからしさをよく知っている」からだという。戦中から戦後の激動期、彼らは言論界の中心からややずれたところにあえて身を置き、革命や転覆、進化や超越というよりも、転向や転回、逸脱や倒錯、漂流や難破という思考と生の形式をむしろ自覚的に選び取った。著者の共感は彼らのそうした修辞と戦略に向けられる。直球型というより変化球型の書き手たちである。かくいう私も学生時代、花田の『復興期の精神』や『アヴァンギャルド芸術』を貪(む

    ortica
    ortica 2013/07/07
    [h:keyword:isbn:9784000258913][h:keyword:上野俊哉]
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