フリージャーナリストの常岡浩介さんがパキスタン国内で同国当局に一時拘束され、日本に向けて強制送還されたことが23日、分かった。在パキスタン日本大使館が明らかにした。 同大使館によると、常岡さんは今月中旬、首都イスラマバードの空港から南西部クエッタに移動しようとした際に拘束され、22日に強制送還されたという。パキスタン当局は拘束の理由について明らかにしていない。 常岡さんは長崎県島原市出身。昨年4月に、アフガニスタンで武装勢力に拉致され、約5カ月間監禁された。(共同)
2001年9月11日の米中枢同時テロ後、パキスタンでは数千人以上といわれる住民が突然、家族の前から姿を消した。その多くは、パキスタン当局が、米国の「テロとの戦い」への協力姿勢を示すため、連れ去った可能性が高いとされる。身柄を米側に引き渡され、キューバやアフガニスタンの米軍基地内に収容されていることが確認されたケースもある。愛する人を突如失った家族は「9・11さえなければ、こんな経験をすることはなかった」と怒りをこらえ、帰りを待っている。(ラワルピンディ=パキスタン北東部 田北真樹子) 「夫がいつ帰ってきてもいいように、家の玄関の鍵はかけていません」 アムナ・ジャンジュアさん(47)は、大きな目を潤ませた。当時45歳の夫マスードさんがいつものように家を出て、そのまま姿を消したのは05年7月30日。知人とバスで北西部ペシャワルに向かう途中、治安当局者とみられる男たちにバスから降ろされて以降、音
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