無罪が確定した事件を巡り、取り調べの様子が録画されたDVDをNHKに渡したとして、検察から懲戒処分を求められている弁護士が会見し、「取り調べの実態を国民に知らせるために提供した。検察の申し立てには正義がない」と反論しました。 このDVDは、傷害致死の罪で起訴されたあと、大阪地方裁判所で無罪が確定した男性の取り調べの様子を録画したもので、裁判では無罪の根拠の1つになりました。 この映像についてNHK大阪放送局は、男性の顔をぼかし、関係者の了解を得るなど、人権上の配慮をしたうえで、ことし4月、関西向けの報道番組「かんさい熱視線」で放送しました。 大阪地方検察庁は、事件を担当した大阪弁護士会の佐田元眞己弁護士がDVDを提供したことは、証拠を裁判以外の目的で使用した刑事訴訟法違反に当たるとして、弁護士会に懲戒処分にするよう求めています。 これについて佐田元弁護士が、8日会見し、「取り調べの実態を国