中ロ鉄道が９年ぶり再開 物流網活性化へ試験運行 - MSN産経ニュース
ロシア極東沿海地方マハリノと中国吉林省・琿春を結ぶ鉄道区間（全長約３０キロ）の９年ぶりの運行再開が決まり、ロシア側から中国側へ石炭を運ぶ貨物列車の試験運行が２日行われた。貨物列車の本格運行が９月に始まり、将来的に旅客列車の運行計画もあるという。 マハリノ周辺にはザルビノ港などの港湾があり、海への物流網を求める中国と、極東の港湾や鉄道の機能強化を目指すロシアの利害が一致した。ロシア極東の港を通じて中国とロシア、日本、韓国を結ぶ環日本海の物流網が活性化する可能性がある。 マハリノ－琿春間は単線で、２０００年に貨物列車の運行が始まったが、運行管理会社の倒産などロシア側の国内問題で０４年に休止。中国側でエネルギー需要が高まり、ロシア側で輸出用石炭が確保されたことなどから再開が決まった。（共同）
港湾内のがれき、国が処分 大地震発生時に支援物資の航路確保 - MSN産経ニュース
国土交通省は８日、大地震発生時に津波で港湾内に流れ込んだがれきを国が処分できる規定を、今国会提出予定の港湾法改正案に盛り込む方針を固めた。南海トラフ巨大地震に備え、支援物資を運ぶ船が被災地の港に入れるルートを確保するのが狙い。 東日本大震災では、津波でコンテナや材木、車両や建築物が港湾に流出した。だが、処分の法的根拠がなく、国や自治体が回収・保管に手間取った。南海トラフ巨大地震ではがれきの量も多くなると想定され、法整備が必要と判断した。 災害時に輸送船が通る湾内のルートを事前に「緊急保全航路」と指定。航路上のがれきは所有者の了承を得ずに処分できるようにする。２０１３年度は、東京、大阪、伊勢の三大湾で指定する予定だ。
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