国連本部(CNN) パレスチナ自治政府のアッバス議長は23日、ニューヨークの国連本部で、独立国家としてのパレスチナの国連加盟を求める申請書を提出した。これに対しイスラエルは、より持続的な和平プロセスの道筋を描くための直接会談を行わずに国連加盟を求めるのは早計だと反発している。 パレスチナの申請は国連安全保障理事会で採決に付される見通しだが、常任理事国の米国が拒否権の行使を明言していることから、今回の申請は単なる象徴的ジェスチャーと見られている。しかし第66回国連総会でアッバス議長が演説中に申請書を掲げると、聴衆から歓声が上がった。 議長は、中東の改革に向け「パレスチナの春」がアラブの春に加わる時が来たと述べ、「パレスチナの人々は、世界の他の人々と同様にごく普通の生活を営む権利を行使したいと切に願っている」と付け加えた。 一方、イスラエルのネタニヤフ首相も総会で演説を行い、パレスチナの人々は