[ブリュッセル 14日 ロイター] 聴力と視力を失ったベルギーの双子の兄弟が、同国で合法化されている安楽死によって死去していたことが分かった。ブリュッセルの病院担当者が14日、明らかにした。 2人はいずれも45歳で、生まれつき聴覚に障害を持ち、後に視力を失った。互いの声も聞けず、顔も見られないことが耐え難いとして安楽死を選択。2人はコーヒーを飲み交わした後、互いに別れを告げ、薬物注射によって死去した。病院の担当者によれば、2人が死去したのは昨年12月14日で、家族も2人の意思を尊重していたという。