重い障害があり医療行為が必要だとして、埼玉県立の特別支援学校への入学を断られた8歳の男の子について、埼玉県川越市は、新たに看護師を配置することで市立の小学校に受け入れることを決め、男の子は2年遅れで入学することになりました。 小学校への入学が認められたのは、先天性の脳性まひで重い身体障害と知的障害がある川越市の広田明理くん(8)で、1日、両親と共に地元の小学校を訪れ、説明を受けました。 明理くんは、定期的に鼻からチューブを入れて胃に水分や栄養剤を流し込む必要がありますが、2年前に入学を希望した埼玉県立の特別支援学校ではチューブの挿入は医療行為に当たり、対応できないと断られました。 入学の条件として保護者の付き添いが求められましたが、両親は共働きのため付き添いができず、明理くんは「就学猶予」の制度を利用して市立の保育園に通ってきました。 去年2月に両親から相談を受けた川越市は、予算を確保した