独ベルリン(Berlin)の街中を歩く男女(2010年12月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOHN MACDOUGALL 【7月31日 AFP】一夫一婦婚の進化的理由に関して、異なる立場をとる2つの研究が29日、米専門誌に相次いで発表された。 1組の男女(雌雄)が長期間連れ添うことの利点についてはこれまで、特に人間のように成長期間が長く、成体となるまでに多大なエネルギーを必要とする動物では、オスが子育てを助けるためにメスの近くにとどまるとする説が有力だった。 しかし今回発表された研究ではどちらも、オスが子育てに関わるようになったのは、一雄一雌(一夫一婦)が確立された後としている。ただ、ペアとして一緒に過ごすようになったきっかけについては、それぞれ別の考え方を主張した。 ■他のオスから子どもを守るため 1つ目の研究は、弱い子どもが他のオスに殺されないよう守りやすくするために一夫一婦婚